藤縄喜和名誉会長
一般財団法人 鳥取県水泳連盟
名誉会長 藤縄 喜和
 
   昨年から今年にかけて、人類がこれまで体験したことがないような感染力の強い新型コロナウイルス感染症が日本中のみならず、世界中に蔓延し、世の中の生活が一変してしまいました。新しい生活様式を模索した1年でありましたが、スポーツ界全体においても、すべての催しが中止あるいは変更されるなど大変な1年でありました。水泳界も例外ではなく、中国地区大会、全国大会がことごとく中止となり、選手の皆さんは目標としていた大会に出ることができず、さぞつらい思いで過ごしたのではないかと心中を察するところです。その中でも、我が鳥取県水泳連盟においては、感染対策を万全にしながら、8月の県選手権より大会開催をスタートすることができました。しかし、室内大会では無観客という会場での応援ができない状況となり、保護者の皆さんにとっては残念な開催となってしまいましたが、リモート中継を入れるなど、なんとか大会をこなすことができました。このような状況ではありましたが、保護者の皆様のご協力や、関係者、大会役員の皆様のご努力のお陰で大会を開催することができましたことを心より感謝をいたしております。

新型コロナ感染症は、依然、終息には至っていませんし、今後どのような状況になるかわかりませんが、感染防止に留意しながら、今年度も鳥取県水泳連盟の諸事業を開催していきたいと考えております。

皆様もご承知のとおり、2020年開催予定であった東京オリンピックも1年延期となりました。本県出身の三上紗也可選手のオリンピック出場の内定は継続しており、昨年より実力もアップしオリンピックでの活躍も大いに期待できるところであります。

また、今年4月に東京アクアティクスセンタープールで開催されました競泳日本選手権(第32回オリンピック競技大会代表選考会)において、本県出身の武良竜也選手が、200㍍平泳ぎで、準優勝し、また派遣標準記録を見事に突破し日本代表を確定してくれました。武良選手は、昨年開催された競泳日本選手権、200㍍平泳ぎ2位、100㍍平泳ぎ3位に入り、また今年2月に行われたジャパンオープンでも100㍍、200㍍ともに3位に入るなど調子を上げていました。日本選手権ではその期待に見事に応え、最高の泳ぎでオリンピック出場の切符を手にしました。の記録は、東京オリンピックでもメダルの取れるタイムであり、大いに期待ができるところであります。

武良君に続く本県の競泳少年勢も順調に成長しており、男子では高校生になったバタフライの上杉了以選手、平泳ぎの三澤直也選手、女子では背泳ぎの宮城歩優選手や平泳ぎの稲垣杏奈選手など全国で戦える選手も成長を見せ今後が楽しみであります。

飛込では三上紗也可選手は言うまでもなく、安田舞選手もオリンピック最終予選に向けて調子を上げてきており、オリンピック出場や佐々木音華選手とともに国体成年選手としても期待が持てるところであります。

水球においても高校男子が充実してきており、全国の上位で戦えるところまで実力をつけてきております。秋からの中国ブロック大会で優勝するなど大いに期待が持てます。近年、全国大会が遠のいていたので一気に勝ち上がって復活してもらいたいと期待しています。また、令和元年度から正式種目となった女子水球も中国ブロック大会を勝ち上がり、国体で初戦を突破し天皇杯得点をあげて欲しいと思います。男女ともさらなる強化と育成に期待をしています。

このような活躍は、監督、コーチをはじめ選手の皆様の日々の努力の賜物であり、水泳競技全体の確かなレベルの向上を証明するものといえます。

終わりに、三上選手をはじめ多くの本県関係の水泳選手のさらなる活躍を期待するとともに、選手の活躍を常日頃より支えていただいています鳥取県をはじめ関係者各位、保護者の皆様に心より感謝申し上げ巻頭のご挨拶とさせていただきます。