藤縄喜和名誉会長
一般財団法人 鳥取県水泳連盟
名誉会長 藤縄 喜和
 

新型コロナウイルス感染症も、新しい変異株が次々と現れ、全国の多くの都県で蔓延防止等重点措置が行われるなど終わりの見えない戦いが続いています。昨年11月頃より国内においては感染もかなり収まり、ようやく日常が戻りつつあるかと思いきや、約2年にわたる戦いもいまだ続いています。昨年度もいくつかの大会では中止や延期を余儀なくされました。県内大会はもとより、特に中国地区大会では、中国五県対抗水泳競技大会が1年延期をし、岡山で開催する予定でありましたが、残念ながら開催できず中止となってしまいました。また、全国大会でも三重県での開催予定でありました国民体育大会が、鹿児島県に引き続いて2年連続で中止となってしまいました。本県水泳界としては、久しぶりに競泳、飛込、水球の3競技が充実し、国体での活躍に期待の持てる状況でしたので、そのことを思うととても残念でなりません。そのような中、東京オリンピックについては無観客ではありましたが無事開催され、本県出身の三上紗也可選手及び武良竜也選手も自己の力を出し切り、世界の選手と堂々と戦ってくれました。我々県水連関係者のみならず県民に勇気と誇りを与えてくれたことに深く感謝をするところです。

新型コロナ感染症は、いまだ終息には至りませんが、本年度も県水泳連盟としまして感染防止に留意しながら、大会や諸事業を行っていきたいと考えております。

強化事業におきましては、県内競泳少年勢も順調に成長しており、男子高校生ではバタフライの上杉了以選手、平泳ぎの三澤直也選手、女子では背泳ぎの宮城歩優選手など全国で戦える選手も成長を見せており、今後が楽しみであります。

飛込では三上紗也可選手に続く、安田舞選手も日本のトップグループにおり、さらに実力をつけてきているところであります。また、高校生の佐々木音華選手や中学3年生となる北野大和選手も国体少年選手として期待が持てるところであります。

水球においても、昨年は高校男子がインターハイにおいて17年ぶりの3位入賞を果たすなど、充実した1年でありました。しかし、3年生が多く抜けた今年度は戦力ダウンも否めませんが、国体出場枠は2枠あり、何とかミニ国体で2位以上を確保し本国体への出場を果たしたいものです。高校男子の水球競技では、選手層の確保も含め競技力の向上に対し、実力の維持と支援する体制を作っていかなければならないと考えます。中学校や小学校のジュニアクラスまた女子のクラスにおいても中国地域で勝てない状況が続いており、中長期的な強化策を考えていかなければなりません。男女ともさらなる強化と育成に期待をしています。

また、過日行われた全日本大会で、今年6月にハンガリーブダペストで開催される世界選手権の出場権を、飛込の三上紗也可選手、競泳の武良竜也選手が見事に獲得しました。東京オリンピックに続く活躍を祈念しています。また、多くの本県の選手がこの二人を目標にし、それぞれの大会で活躍をしてくれることを期待しています。

終わりに、選手を常日頃より支えていただいています鳥取県をはじめ関係者各位、保護者の皆様に心より感謝申し上げ巻頭のご挨拶とさせていただきます。