藤縄喜和名誉会長
一般財団法人 鳥取県水泳連盟
名誉会長 藤縄 喜和
 
   昨年は、「平成」から「令和」へ元号が移り、世の中全般に勢いが増す感がある年になりました。これまで国民に寄り添って温かい言葉を述べられてこられた上皇陛下・上皇后陛下から若く活力に満ちた徳仁天皇陛下・雅子皇后陛下へと移り変わり、さらなる国の発展が期待される年となったのです。

   我が、鳥取県水泳連盟においても、世間の勢いに負けず活躍が続いています。皆様もご承知のとおり、ついに期待の「鳥取県水泳界初のオリンピック選手」が誕生しました。長い間待ち続けてきましたが、本当にそして誠にうれしく思います。

 2019年7月に韓国で、開催された第18回世界水泳選手権大会で三上紗也可選手は、女子3m飛板飛込予選8位、準決勝で7位、決勝で5位と見事に期待に応えてくれました。この大会は「2020東京オリンピック日本代表派遣選手選考」を兼ねていました。日本水泳連盟の選考基準として決勝進出者12位以内をオリンピック出場選手に内定することになっていました。三上選手は予選から手堅く点数を重ね、決勝ではさらに順位をあげ5位入賞となりました。

 この成績は、日本水泳連盟におきましても女子飛込の最高成績であります。鳥取県に生まれ鳥取県で育ち練習に打ち込み、世界的な選手に育ったのです。正に郷土の誇りの選手になったのです。彼女は「5154B(前宙返り2回半2回捻りえび型)」の世界でも希な種目を武器としてオリンピックにチャレンジします。

 皆様もご承知のとおり、日本国内はもとより世界中が新型コロナウイルス感染拡大で悲惨な状態になっています。予定されていた東京オリンピックも止むを得ず1年延期となりました。日本代表としてのオリンピック出場権もどのようになるのかまだはっきりしませんが、三上選手には是非、東京で日本代表選手として堂々と競技して欲しいと願ってやみません。

 競泳の活躍も目を見張るものがありました。茨城国体では競泳成年の部で武良竜也、石田華子選手が入賞し、少年の部で本田航平、平林優花、宮城歩優選手が入賞し合わせて22点の得点をあげました。また、飛込では安田舞選手が飛板飛込で優勝、高飛込で準優勝、三上紗也可選手が飛板飛込で優勝し2人で23点を得点しました。おかげで鳥取県の水泳競技得点は合計45点となり、天皇杯得点水泳競技の部で昨年の福井国体23位を6つも上回る17位となりました。この成績も鳥取県の水泳の確かなレベルの向上を証明するものです。

   水球においても選手層の薄い中努力を続けています。国体中国ブロック大会で、鳥取県男子チームは3位となり惜しくも国体に出場することはできませんでしたが、令和元年度から正式種目となった女子水球は中国ブロック大会で広島県を破り、1位突破し本大会に駒を進めました。

 国体では、予選リーグにおいて2敗し敗退しましたが、男女ともジュニア層の育成が進んできており全国の舞台で活躍する機会が増えています。さらなる強化と育成に期待をしたいと思います。

 終わりに前出の三上選手をはじめ、多くの水泳選手のさらなる活躍を期待するとともに鳥取県水泳連盟の発展を心より祈念しています。また、選手の活躍を常日頃より支えていただいています鳥取県をはじめ関係各位、保護者の皆様に心より感謝を申し上げ巻頭のご挨拶とさせていただきます。