藤縄喜和名誉会長
一般財団法人 鳥取県水泳連盟
名誉会長 藤縄 喜和
 

昨年度はパリオリンピックが開催され、飛込の三上紗也可選手がオリンピック2大会連続出場を果たし、鳥取県水泳界において歴史的快挙でありました。鳥取県のみならず、多くの皆様に応援をいただきありがとうございました。結果としては本人の納得いくものではありませんでしたが、すでに次のロサンゼルスオリンピックに焦点をあて練習に取り組んでおります。早速、今年3月に開催された翼ジャパンで優勝し、7月にシンガポールで開催される世界選手権の出場権を獲得してくれました。三上紗也可選手の大会での活躍を期待し、鳥取県水泳連盟といたしましても総力を挙げてバックアップをしていきたいと考えます。
国内大会では、佐賀県で開催された国民スポーツ大会において本県の選手が大活躍をしました。飛込では、三上紗也可選手が成年女子3㍍飛板飛込で優勝、安田舞選手も成年女子高飛込で3位入賞を果たし表彰台に上がりました。また、競泳では本田航平選手が成年男子100㍍平泳ぎで6位、宮城歩優選手が成年女子100㍍背泳ぎで6位、上杉凛選手が少年女子A200㍍背泳ぎで8位となり入賞を果たしてくれました。天皇杯得点31点、皇后杯得点28点を叩き出してくれ、鳥取県全体の順位向上に大きく貢献してくれたことを嬉しく思うとともに、出場選手の活躍に心より敬意を表したいと思います。
また、県内の水泳関係競技会におきましては、予定をしていた県内大会すべてをスムーズに開催することができ、関係をいただいた皆様に心より感謝を申し上げます。
強化事業においては各競技で順調に進み、全国で戦える選手が出てきており今後が楽しみであります。競泳では200㍍個人メドレーで内山拓海選手、飛込では全国中学の3㍍飛板飛込で4位入賞した赤木陽音選手、JOCオリンピックの1㍍飛板飛込で優勝した野坂律季選手、9歳~11歳区分の1㍍飛板飛込で6位入賞の森田ほのか選手、水球では、JOCオリンピック中国予選で勝ち抜き、JOCオリンピック大会中学生の部に出場する鳥取水球クラブの活躍が今後の楽しみであります。多くの本県の選手が第一線で活躍する選手を目標にし、それぞれの大会で活躍をしてくれることを祈念しています。
令和15年度に鳥取県で開催される予定であります国民スポーツ大会に向けての強化事業も着実に進んでおり、今後も引き続き取り組んで参ります。また、設備面に関しましても、鳥取県水泳連盟の祈願であります屋内50mプールの建設に向けて、鳥取県水泳連盟も総力を挙げて尽力して参る所存であります。関係者各位におかれましても多大なるご協力、ご支援を賜りたいと思いますのでよろしくお願いします。
終わりに、選手を常日頃より支えていただいています鳥取県をはじめ、関係者各位、保護者の皆様に心より感謝申し上げ巻頭のご挨拶とさせていただきます。