第74回いきいき茨城ゆめ国体2019 競技結果

【OWS競技】

選手たちが県を代表して競技する国民体育大会(いきいき茨城ゆめ国体2019)が9月11日、OWS競技(潮来市特設オープンウォータースイミング会場)から開幕した。
 女子43人、男子45人が参加し5㎞で競技する。女子が11時にスタート。初の河川での開催で、流れに逆らって泳ぐ部分に多くの選手たちが苦戦を強いられる。だが、そのなかでやはり経験値の高い選手たちが上位に入ってくる。
 山田奈子選手は、第1ラップ18位と健闘したものの中盤徐々に遅れはじめたが終盤立て直し、1時間29分10秒4の26位でフィニッシュ。
13時30分からスタートした男子は、山本真選手が国体初出場で1時間14分10秒5で41位だった。

OWS

山本 真

【飛込競技】

大会1日目、少年女子高飛込で安田舞選手は、207Cで70.95をマークし、6243Dでも高得点で後半追い上げ2位に食い込む底力をみせた。

成年女子高飛込決勝には、近藤優妃選手が出場。得点228.55で入賞まであと一歩の10位でした。

安田 高

大会2日目は観客席が満員となり、大いに盛り上がる試合となった。

少年女子飛板飛込は、インターハイチャンピオンの安田舞選手が、1本目の205Cで67.2を叩き出しその後も他を寄せ付けなかった。今夏の強化練習が実を結び国体初優勝となった。県勢としては、同種目昨年優勝の三上紗也可選手から2連覇を達成した。

 

安田 板

飛込競技は16日に最終日を迎えた。今日も会場は満員御礼で観客席は熱気に包まれた。

成年女子飛板飛込は、2020東京オリンピック日本代表に内定している三上紗也可選手が圧巻の演技を披露した。ハードルの高さ、ジャンプの高さとスピード、見せ場のあるキックアウトは世界5位が本物であることを証明した。三上選手はラスト1本を飛ばずして優勝を決める出来栄えだった。昨年の少年女子飛板飛込に続き2年連続優勝を果した。
三上 国体 板7
 
【競泳競技】

大会初日は少年A男女200m平泳ぎが行われた。ここまでの全国大会で入賞を続けている本田航平選手と平林優花選手に入賞の期待がかかった。初陣は平林選手。予選5位と危なげなく通過した。決勝は自己ベストを狙い、前半から果敢に攻めたが後半の伸びが見られず2’33″88の7位入賞。タイムを落し、レース後には涙がにじむ瞬間があった。続く本田選手は予選を5位通過。タイムはまずまずだったが泳ぎのタイミングが合わず、苦しんだ。決勝はスタートから飛ばし、50mをトップ通過した。後半も踏ん張り2’14”97の5位入賞。2人とも素晴らしいレースだった。

DSC_0432 DSC_0436 DSC_04442日目は多くの選手が出場した。まず成年男子100m自由形の本田海雅選手。自己ベストにはわずかに及ばず51″40で19位。続く少年B100m背泳ぎ。女子は宮城歩優選手。前半から良い入りができ、後半もキックを利かせた泳ぎができ、自己ベストを更新する1’04″00で4位通過。決勝も素晴らしい泳ぎをみせ、前半を30”99でターンし、見事4位入賞。ベストも更新し1’03″80で泳いだ。全国中学ではこの種目悔しい結果だっただけに満面の笑みがこぼれた。続く男子は柳遥貴選手。前半は体が思うように動かず29”12でターンすると、後半は持ち味の粘りをみせ59”05でゴール。自己記録更新には届かず11位。少年A女子100m自由形の森慈選手。素晴らしい反応をみせ、後半も追い上げを見せたが、自己記録にはわずかに届かず58”80で15位。男子は本田航平選手。専門外ではあったが53”23で25位。自由形のレベルの高さを感じるレースであった。続く成年男女の100m平泳ぎ。女子の石田華子選手は予選を5位通過。「体が重い」と後半の泳ぎを修正するレース前のアップを終え、予選より1秒近くタイムを縮め1’08″99で4位入賞。昨年度に続き表彰台には届かなかったが、素晴らしい結果だった。男子の武良竜也選手。今シーズンは2種目でインターCを突破する力をつけ高校以来の決勝進出を狙っていた。「調子はいい」と言っていたように、予選は1’00″34で2位通過。決勝は前半を2位で通過すると、追いすがる実力者たちを振り切り、自己記録にあと0”04と迫る1’00”27で見事3位入賞。素晴らしいレースであった。

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3日目のレース。少年女子A50m自由形の森慈選手。反応よく飛び出し早くにトップスピードに乗ったが、自己ベストわずかに及ばない27”17で19位。続く成年の本田海雅選手。最後まで力強いストロークで泳いだが、ベストに0″1及ばず23″28の17位。続いて少年B100m平泳ぎの三澤直也選手。前半は自己ベストより早いラップを刻み後半へ入ったが、残り10mでストロークが小さくなり1’06”76で22位だった。県勢の最後は少年女子B200m個人メドレーの本田志帆選手。100mの折り返しでは積極的に泳ぎ、ほぼベストラップでターン。平泳ぎの浮き上がりでの異変を感じ、その後後半の伸びを欠き、2’22”95の17位。レース後背泳ぎのターンで右肩が亜脱臼のような状況であったことがわかり、悔しがる場面があった。県勢選手のレースは終了し、競技得点競泳22点を獲得した。(昨年度20点)また本年度は小沢邦彦トレーナーに帯同していただき、多くの選手がケアをしていただきながら、レースに臨むことができたことも大きな成果だったと感じた。

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【水球競技】

水球の2日目を迎え、今年から正式種目となった水球女子が行われた。

日本代表選手や元代表選手、ユース年代の代表選手などが県別に分かれて争う今大会は、予選リーグからレベルの高い戦いが繰り広げられた。鳥取県選抜は開催県の茨城県、次年度開催県の鹿児島県の予選リーグに入り苦戦を予想されました。

結果は0勝2敗で予選リーグ敗退となりましたが、選手は堂々と競技していました。中高生が主体のチームなので来年、鹿児島での雪辱を期待したい。

水球国体女子水球2